1 Fuji Rock Festival 2006 2006.7. at 苗場スキー場
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準備 
 


帽子。

大事。山をなめるな!
最近少しずつ帽子が
似合うようになった。

 


タオル。

おしゃれにFUJI仕様。
この辺でアピール。

 
バックパック(ずた袋)。

ドンキで買った1980。
多分、最初で最後の
晴れ(雨)舞台?
安物なので肩に食い込む
のが心配。 
 
ハーフパンツ。

ショットの軍パン。
数々の戦いを共にした。
サイドのポケットにはなんと
500のPETがMAX6本入る。
3年前これで命を拾った。 
 
ぞうきん。

今はまだ汚れを知らない
純白の2枚。
多分、捨てられる運命。 
 
合羽。

降水確率70%。
今年も雨が降る。
でも蒸れるので
本当は着たくない。 
 
ジップロック。

貴重品の水没を防ぐ。
そんなわけで
ブランド品です。 
 
iPod mini。
充電電池の1件で
丸ごと交換の2代目。
一応出演者の曲を突っ込む。
ちなみにイヤホンは
フィリップスの紐掛けタイプ。
これは絶賛。 
 
サンダーマックス。
実はAIRボロボロの泥だらけ。
昨年のフジ以来の再開。
あまりにも汚くてゴミかと思った。
でもLIVEと言えばコレ。
かた結びでジップあげちゃう。
もう3〜4年これで戦ってる。
   

出発 
朝、大宮駅にいる。今回は電車で参戦なのだ。
理由の一つは、駐車券が売り切れだったこと。そしてヤフオクでも俺をキレさせるに十分な価格になっていたこと。
さらに昨年の眠気との苦い思い出が、今回の電車参戦に踏み切らせたわけである。

しかし、4年ぶりの大宮駅。前に来たときは国際ビルとペンタゴンに飛行機が突っ込んだ翌日だった。
ラオックスでたくさん並んだTVの全てがそのニュースを流していたのを覚えている。
それが理由では無いのだが・・・・新幹線に飛び乗るくらいギリギリのタイミングで到着した。

久々に会った連れと交わす会話は「乗り場どこだ。乗り場どこだ。」だった。

車内はFUJIっ子で混雑するかと思ったがそうでもない。時間帯、場所はバラバラか。
にしても新幹線って乗り物は早い。疲労もゼロだし。
24時間走ってくれりゃいいのに。

湯沢に着くと、割とFUJIっ子達でごったがえしている。駅でものぼりが目立つ。
完全に地域に金づるとして認められたようだ。ビバ!

コンビニもFUJI用の商品が多く、買い忘れたレジャーシートもGETした。

シャトルバスに乗る為の列に並ぶ。やっぱ並ぶなあ。
本数は多く、座れる人数でまわしている模様。ちょっと雨がパラついたが気にしない。

バスには40分乗るらしい。新幹線とかわんねえ。
途中でマックを見かける。でかいポテトの看板だ。ああいうのは土地土地で稟議上げるんだろうか?



苗場に到着。
暗雲立ち込める天気だ。天気予報では日中は雨。夜には止むらしいが。
ハッキリ言って。山の場合、場所場所で天気が違うので、うかつに信用はできない。
どーしても雨が嫌ならドラゴンドラで雲の上か。



ダフ屋が出ている。この日のチケットはウン万で取引されたはずなのに。
うーん。うぜえ。
リストバンドを交換。3日通しは従来の腕にささる痛い作りだが、1日券は腕に優しい。
しかし、難点が一つ。なんか余った部分が手の甲に触れて虫に触られてる感覚。ビビる。



とりあえず入り口をパシャリ。



グリーンに着いたのは11時近く。今年は混んでるなあ。
空きがないので奥のほうのちょっと急斜がある所に陣を張った。
なんか地面にボッコリ穴が開いてる。テポドンが来たらこの穴に隠れよう。



荷物を置いて一回りすることに。今年は長靴率が高い。おしゃれな長靴もチラホラ。
アディダスのゴム靴も良く見かけた。
ミッキーみたいなゴム靴も見かけたが、風呂掃除みたいで脱げそう。
ここで足首を締める機能が付いていれば大儲けの予感がしてならない。
おそらく「足首の紐御殿」が立てられるだろう。

オーガニックなアヴァロン。お気に入りの風景だが、ここでLIVEを見たことは無い。
途中で天然酵母のパンを買った。
うめえ。みつがうめえ。逆に、本格的に腹が減ってきた。



腹ごしらえで今回はロコモコにした。ハイネケンはなんか薄いんだよなあ。
見た目はいいのだが、味は・・・まあ、まずくはない。アメリカで肉食ったらこんな味。みたいな。
肉がちょいゴム臭いって言うか、肉肉しいっていうか。そんな味。
本当はパンのなかにシチューが入ったやつを探していたのだが、朝霧ジャムじゃなかった。
ところ天国で見つけた時には売り切れ。くそ!
そして水は「FUJI ROCK仕様に」後輩が「水ください」って言ったら「ハイ、FUJI ROCKですね」
「いや・・・水を・・・」「ハイ、FUJIROCKですね」って言われたらしい。



最初のLIVEは CUTMAN-BOOCHE。MCで号泣しだした。FUJIに立つのが憧れかあ。なんか分かる。
でも泣きすぎ。笑いを誘う。



帰り道でイースタンユースを見る。パワフルだなあ。
見た目は間違いなく悪いが、楽曲は嫌いじゃない。

一度、グリーンに戻って休んでいると・・・・・スコール!!
「あーめーがーきーたーぞー」
そっこーで雨合羽に着替える。その間、30秒!
周りを見ると、みんな同じくらいのペースで雨合羽に変身完了。
・・・・フジの人々が、雨に対して学んできた歴史を感じる。
荷物はビニール装備。



じっとしているわけにもいかなくなったので、へヴンまで足を伸ばす。ベネヴェント・ルッソ・デュオ。
ピースフルなテクノスを聞いて和む。雨に映える曲だ。
シャボン玉は雨にも悪くない。

ところ天国でラーメンを食う。
ものすごいコシ。つーかたまご麺。輪ゴムかと思った。
買う列と、受け取る列を分ける効率に疑問を感じつつ、恒例の大道芸を遠めに見る。
雨の中がんばってた。



ダラダラ戻ると横山剣がやってる。見たいけどもよおしてきたのでトイレに。
しっかしもんのすごい行列。なんかの発売日かと思った。
なんと、なんとトイレに付くころには剣さんのLIVEは終わってしまった。
すげえなオイ。

通り道でなぞの化け物に遭遇。なんだコイツ。ベルセルクだったら確実に切ってるところだ。



戻ってみると連れがいない。待たせすぎたか。
ソニックユースが始まるのでポカリをポケットに突っ込んで一人、雨のグリーンに向かう。
ちなみに荷物はこんな感じでゴミ袋状態。



どうやら最前線のゲートは閉じられた模様。
レッチリを考えると電気グルーヴから入場規制が掛かるのは必死。
ソニックユースの時点でゲート入り口に張ることにした。

ソニックユースは前半は間違いなく、よい出来だと思った。
マニアックな展開はカッコよく、一つ一つの曲が不思議なメロディを持っている。

ソニックユースが終わると予想通りの大プッシュ。まるで災害時の非常口だ。
セキュリティがあーだこーだと金切り声を上げる。その度に押し込まれ、腕がもげそうになった。
結局、無理やり押し込まれる形で最前線に入ることができた。

前から3、4番目の場所で電気グルーヴが始まった。
かなりのプレッシャー。でも去年のプライマルくらい。耐えれないレベルではない。
最初にDJ KAGAMIが出てきた。始まっちゃったぞ?
そして卓球が登場。大盛り上がり。ビートがどんどん強くなる。瀧がでてくる頃には盛り上がりMAX。
完全に遊んでいる瀧のダンスに卓球が歌いだす。
NO、シャングリラとヒットナンバーをたたみ掛け、まったくテンションを落とすことなく駆け抜ける。
つながりも最高。いやー予習してないのにこの楽しさ。WIRE行こうかな?
電気グルーヴがリスペクトされる理由を十分体感した。真面目に歌い始めた瀧が引っ込んで・・・・
富士山のかぶりものかー。やっぱり遊んでるなあ。
「高いぞ高いぞ富士山!フジロック!」の意味不明の大合唱で幕を閉じた。
はっきりいってあんなに時間が早く感じたLIVEは無かった。圧倒的なスピード感を維持していた。



そしてレッチリが始まる前のセッティングでサプライズ。チャドが自分でセットしてる。
ハイ、おしくらまんじゅうとチャドコール。うわー、まだ始まんないでほしい。
このレベルは結構きつい。ストロークス位きつい。レディオヘッドとオアシス程ではなかったが。
ジョンのギター登場。その数にどよめきが。オーラを感じる。
そんな感じで、きつい状態でキープされつつ、ついにレッチリ登場。フリーとジョンのセッションが始まる。
カントリー志向とファンキー志向で微妙にコアは異なることを吐露した二入だが、グルービーという点においては共通。
この掛け合いは正しく最強。アンソニーが登場。興奮MAX。そして悲鳴。
女性が何人かピンチな模様。「出ます。出ます。」・・・・、しょうがねえなあ。
歓声で、気づく人間も少なく、後ろの男と一緒に持ち上げて出してやった。その後、連続で女性が救出を求める声。
最前列の人間は、救出の手伝いに駆り出され、結局1曲目のcan't stopは全然楽しめず。
ようやく救出劇もひと段落、ほぼ最前列ど真ん中をキープできたので、空気も吸える。・・・ちょっと隙間が無さ過ぎるが。
Dani California からは前回バリバリ!声にならない声で暴れまくる!
新作と前作をバランスよく取り入れ、とにかくハイテンションの4人。そして盛り上がり続けるオーディエンス。
時間の立つのも忘れ、いつの間にかCalifornication が流れ出す。しかーし、ここでハプニング。
横にいるイギリス系のノッポのあんちゃん(推定180から190)が俺の方に肘を置きやがった。これはきつい。
しかも腰を沿った状態でその状況に置かれた為、腰がピキピキする。腕を上げた瞬間にこっちも腕をあげ、
ガッツポーズのようなL字を作る。拳であんちゃんの肘をカバー。なんだこのせめぎ合い・・・。
そんな感じでCalifornication には嫌な思い出が残った。続く、By The Way では会場が大ジャンプ。
山が揺れてんじゃねえか。そんなわけでイギリス人はどっかぶっ飛ばしちゃった気がする。

曲が終わると去ってった4人。何曲やったかわかんないけど、今ので最後か?そしてアンコール。
Give it Aweyはやっぱり最高だ。アンダーザブリッジはやらなかったけど、やっぱりレッチリはLIVEバンドだ。
実際に体感して、その素晴らしさを感じることができる。



そんな感じでLIVEが終わり、大混乱の民族大移動が始まった。
テントに帰る人たち、バスに乗り込む人たち、そしてテントもバスもNGの電車組。
そう我々は今回テントの無い山で一夜を明かさなければならない。

気づくといつのまにか右へ流されていた。ようやく拠点に帰り、体を休める。連れも戻っていた。
シートの水気を切り、座り込む。・・・・?・・・・・・。
げ・・・・・!
靴が壊れた。ソールがありえない方向に向いてる。



これまでいくつものLIVEを共にした戦友がこの夜散った・・・・・。

とりあえず着替えるが、手持ちはロンT。Gパンとサンダル、半袖の替えは帰る直前に着替える予定。
寒い・・・・。

飢えを凌ぐ為にレッドマーキー、ワールドフードコートに向かう。
なんかろうそくがある。あったけえかな。と思い、その横に陣取る。
カレーを購入。うめえ。



地面が冷たいのでダンボールをGET。引いて寝る。
1時間くらい寝た。あまりに寒くて起きてしまう。連れは寝てる。寒そう・・・。
出店の方に向かう。ミネストローネ発見!!
あったっけえ汁だ!多めにウォッカを注いでもらって陣に帰る。はあ、生き返った。・・・そしてまた寝る。
1時間後・・・寒い。この繰り返しが続くのか。連れを起こしてレッドマーキーへ向かう。



DJが回しているようだ。クラブ状態。あったけえ。しばらくここで踊ってるか。多分300人くらいいる。
テクノは嫌いじゃない。単純に感じるままにいればいいだけ。
DJが入れ替わり、なんとガンズのウェルカムトゥザジャングルが。もちろんその場の全員が歓声。
そしてテクノビートに入れ替わり、回し始める。時折ブラーも織り交ぜたりしてかなり遊び心が多い。
2時間くらい踊ってあったまったので陣へ帰る。



・・・・朝がやってきた。



着替えてバス乗り場へ向かう。
途中でルーキーエリア発見。こんな場所じゃこれねえよ。



今年のフジもこれで終わり。もう1日残っているが、サラリーマンにはきついでごんす。



今回、強く思ったことは、やっぱり音楽が好きだと言うこと。そしてそんな連中があつまる山だったってこと。
もしも音楽が好きなら、やっぱりフジに行ったほうがいい。
ただし、夜の準備は万全に。


          
see you next・・・・・。