UNDERWORLD 2010.10.10 at 新木場AGEHA
OPEN22:00 START22:00
 
  
でかい仕事終わりという、超ハードなスケジュールで新木場。

もはやナチュラルハイに近い状態で、非常に危険な状態。
スタジオコーストに着くと、すでに数十人の列が。整理番号は関係なしで、並んだ順に入れるらしい。
夜はAgehaに変わるコースト。身分証を見せて、厳重なボディチェック。空港並だ。ポケットのものは全部出す。
そんなおかげ?で、荷物のほとんどない俺は、ガラガラの状態で入場。

予想通り、DJが回している・・・ということは1時〜というのが通常のパターンだ。

真ん中のバーに寄りかかり、適度に揺れながら時間を待つ。
・・・長い。寝てしまいそうだ。

時を忘れ、しばし、ボーっとする。
いやあ、今日でひと段落。忙しい日々だった。

そんなこんなで1時に近づくと、フロアはパンパン。
そして、きっかり1時にカールハイド登場。

ハンパない歓声。日本で特に人気の高いアンダーワールド。
ついに最終公演のスタートである。思えば、どうしても行きたかった公演日が仕事と重なり泣いていた時
図ったかのようなタイミングできた追加公演。多分、日本で数番目の速さで予約したんじゃなかろうか。

UNDERWOLDはいわずと知れたテクノのキングだ。しかし、個人的にはそのLIVEはロックミュージシャンであると思う。
それはフジロックでも証明済みだし、何より彼らが元は売れないギターバンドだったことにも由来する。

特に新作は、歌モノが多く、LIVEの音源に近い、これぞ「UNDERWORLDの真骨頂」という感じ。
期待は、最初からあった。

しかし、いきなりのカールのVo。予想をさらに上回る展開。
信じがたい興奮。鳥肌が立った。特に新作からのAlways Loved A Film,Scribbleはあり得ない程の素晴らしさ。
ScribbleのスタートはBorn Slippyに匹敵する。
他の曲も、こんなに素晴らしいという事は、ディスクレビューの評価を上げなくてはならない。

この時間帯に聞きに来るUnderworldマニア達。会場のテンションも実に素晴らしい。
音の渦に身を委ね、20代の頃のような暴れっぷり。
あんなにハシャいだのは久しぶりだ。

Rezはフラッシュバックのように頭を駆け巡り、RimixされたKing of Snake は妖艶に。
歌う。とにかく歌うカールハイド。

一切テンションを落とさずにBorn Slippyまで行ってしまった。
上空から照らされる光のカーテン。
全員が両手を広げ、力一杯、祝祭の感動を全身で感じる。
天に召される時はこういう感じかもしれない。

曲が終わった後の心からのアンコール。
鳴り止まない喝采。

戻ってきたカールは、フリースタイルで締めくくってくれた。
死ぬほど良かった。

レディオヘッドのLIVEを抜きにすれば、これまでで最高のLIVEだ。
2010年、歴史が塗り替えられた日。