Pavement 2010.4.8 at 新木場スタジオコースト
OPEN18:00 START19:00
 
  
久々のスタジオコースト。
しかもペイヴメント。オレ、リアルタイムで聞いてねえよ。
ニルヴァーナ、ソニックユース、スマッシングパンプキンズのオルタナ全盛90年代前半。
こんなの、ロックを聞きまくって「いい加減、ロックンロールなんて死ねばいいのに」って思った位の奴にしか
受け入れられる音楽じゃあないよね。

オレはJ-POPとかバカにする類の人種ではないんだけど(好きな曲もあるし)
でも、J-POPが大好きな人は、一生ペイヴメントの音楽性は理解できないでしょう。

LIVEは前座もなく、リラックスしたムードで開始。
気だるく、調子の外れた、それでいて恐ろしいほど完璧な演奏。ヘタウマ?とでも表現すればいいのだろうか。
控えめで、それでいて轟音。どこまでも世界を冷笑しているのに、シリアス。

う〜ん。言葉で表現できない。
前半は、その微妙かつハイレベルなバランスを、とにかく堪能。
Two States辺りから、テンションが上がり始め、ハイライトはやっぱSummer Babe。
音程の上げ下げとかどうやってんだろう。見失しなわねえのか?

オレが愛するFrontwardsはやってくれなかった・・・。ストーンローゼズっぽいの。
Spit on a Strangerでガマンしよう・・・。

2度のアンコールを迎えての大円団。
なんつーか、今日来てる客層は、ロック上級者だと思う。

サマソニで呼んでも多分、あんまり受けない・・・つーか大衆ウケするはずの無い
でも一時代を象徴する、知ってる人はあまりにも知っているバンド。
海外のオルタナロックファンは狂喜乱舞して再結成を喜んでいるらしい。
絶対数は違っても、日本のファンもテンションは同じ。
この手の良さが分かる人はあまりいない。ちょっとだけ心が歪んでいる人達。
でも、それは誰もが本来、持っている心の内面であり、それを自己認識できているかどうかってこと。

最後にもう一度だけ。
わからない奴には一生分からない。でも、それでいい。