    
CDreview 2008 |
Coldplay
VIVA LA VIDA
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私的採点:★★★★★
第1作、パラシューツで独特の世界観を打ち出し、
2作、静寂の世界でブレイク。
そして3作目のX&Y(個人的にはNo)で
世界的な評価を得る。
全世界が待ちに待った4作目を、
新たなる1章と位置づけ、作風をより壮大に、
エコノミックに仕上げた作品。
これまでのインディーくささを抜き、
マニアック路線のUKロックファンからは
「キャッチーすぎる」という評価を浴びたが、
「王道」で勝負してきたと言って欲しい。
リリース当時、某雑誌の軟弱なレビュアー達に、
褒められるでも、けなされるでもなかったアルバム。
個人的な評価は・・・・
これだけの質の高い作品がリリースされた
2008年においてさえ、頭ひとつ抜け出た出来映えだ。
むしろ、これまでは評価されすぎとさえ思っていた
コールドプレイの価値感を根底から覆すほどの
威力を秘めた歴史的名盤だと思う。
まさしく、ドラクロアの描いた自由の女神のように、
時代のロックを牽引するコールドプレイ。
一応、双子のアルバムもセットでの評価だけど、
一枚だけでも、勿論、今年のナンバー1です。
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PENDRIUM
In Silico
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私的採点:★★★★★
サマソニLIVEはステージの音響設備が悪くて
イマイチだったものの、サッカー番組とかのハイライトでも
よく聞いたドラムンベース。
重厚で骨太なダンスロックは数ある大物の作品の中でも
輝いておりました。
GANBANあたりで聞きたいバンド。
もう少しLIVEの経験をつんでくれれば
楽しいことになることは必至。
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TRAVIS
ODE TO J.smith
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私的採点:★★★★★
ダサいジャケットである。
マッシヴアタックやティーンエイジファンクラブに
匹敵する酷さ。
しかし、これまで忘れかけていたトラヴィス復活を
宣言するかのような良作。
さらに、今までの路線から、すこし作風を変え、
それでもこれだけの音楽が鳴らせることを証明した。
FUJIでは、発売前なのに、かなりの曲数を演奏。
初めて聞いたにも関わらずの盛り上がりを見せた。
一聴して印象に残るメロディ。
トラヴィスの真骨頂ここに極まれり。
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GLASVEGAS
Glasvegas
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私的採点:★★★★
グラスゴー出身の新人バンド。
アルバムが出る前からLPが本国で売り切れ、
オークションで数万円の値がついた。
インターネットですら、情報源はMySpaceのみという、
まさしく「ド新人」。
ようやくアルバムがリリースされ、
その全貌がつかめ始めたが、
やっぱり個人的には「ストーンローゼズ」と重なる。 ジザメリやビーチボーイズではないと思うんだけど。
先物買いのスマッシュが来年呼んでくれたんで、
LIVE行ってきます。
ただ・・・この作品は好き嫌いが出ると思うので、
あくまでも個人的な評価というのはいうまでもありません。
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OASIS
DIG OUT YOUR SOUL |
私的採点:★★★★
今作は良いです。
ハッキリ言って、2007年に出ていたら、
間違いなく3本の指に入っていた良作。
「ここ最近のオアシスは・・・」と思っていた
ブリットポップ全盛ファンの野郎どもには
久々に「やってくれた」感があるアルバム。
一見、まとまりのないツギハギの
ザラザラした作品に聞こえるが、
ビートルズ後期にあるようなサイケデリックな感じや
ざっくりとした潔さが感じられ、
飽きの来ない聴き応えのある作品だと思う。
合唱系の曲は少ないが、
オアシスの歴史に味わい深い彩を添える1枚。
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Thueston Moore
Trees Outside the
academy
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私的採点:★★★☆
ソニックユースのギタリスト、
サーストンムーアのソロ作品。
独特の捻りを加えたメロディ。
まさに聞き手を選ぶクセのある音楽だが、
一度はまるとぬけだせない。
グランジ好きやマッドチェスター系のハズシ方が好きなら。
ただし、一度、二度聞いただけでは
分からない大人のアルバムなので
初心者はやめといた方がいいでしょう。
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The Music
STRENGTH IN
NUMBERSr |
私的採点:★★★☆
復活の3枚目。
グルーヴ回帰とも言える作品。
2枚目を自ら「失敗」といいつつも、
その経験から着実に成長を遂げたと言える。
LIVEで盛り上がるのは
やっぱり1枚目だったりするのだが、
ミュージックは日本人にどれだけ好まれる音楽かを実証した。
次の一手がキャリアを左右するかもしれないが、
期待が持てる3枚目だったのは間違いない。 |
CAJUN DANCE
PARTY
COLOURFUL LIFE |
私的採点:★★★☆
ネクスト・アークティックモンキーズ。
グラスヴェガスより一足早く、
日本にお届けされたニュースター。 新人離れした歌唱力。実力は折り紙つき。
先日のLIVEでは、まだ、その知名度は
浸透していないように感じたが このままいけば、間違いなく大物になれる予感。
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Sigur ros
残響
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私的採点:★★★☆
これまでの風景画のような作風から、
少しビビットな色がついた新作。
ゴスペル調の楽曲が取り入れられたり、
観客と一緒に楽しむ要素が増えた気がする。
LIVEの幅は広がり、オーケストラではなく、
ハッキリとロックバンドとしての輪郭を見た。。 |
JUNKIE XL
BOOMIER BACK
AT YOU |
私的採点:★★★
最新テクノの集大成。
なんでもありの展開に、圧倒される。
ここにいきつくまでの雑食性、研究力に脱帽。
誰にでも受け入れられる音楽というものは
非常に簡単なようで、実に難しい。
ある意味究極のポップネス。
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SNOW PATROL
Hundred Million
Suns |
私的採点:★★★
スノーパトロールの2枚目。国内版の予定は今のところないらしい。 ハワイのフェスでかなり上々のパフォーマンスを見せたスノーパトロールだけに 日本での評価が低いと、インターネットの普及でこれだけワールドワイドになった昨今でも 世界と日本の音楽シーンの温度差を感じてしまう。 強烈な曲は少ないが、全体の底上げがなされた2枚目。 順調に若い芽は育ってます。
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the KILLEAS
DAY & AGE |
私的採点:★★★
80年代ネオンを意識したキラーズの新作。1
作目が今さらNIKEのCM曲に使われたり 結構、遅咲き?なのか?
新作はソリッドに輝きを増した印象。
パワフルさを抑えて、イメージを強調させたか。
路線が固まったからできる作品です。
HUMANは必聴!
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GUNS N' ROSES
CHINESE DEMOCRACY |
私的採点:★★★
本当に出た。ガンズの新作。
タワレコで異常に売れてたのは間違いない。 良い、悪いよりも、とりあえず買うという状態。 で、感想はというと・・・・・
確かにエフェクトや作り方なんかは
今の技術が入ってはいるけど、
やっぱりよき頃のHR全盛時代。
「決して古臭さを感じない」なんて言ってるやつはウソだよ。
古い=悪いじゃないからね。
このアルバムが出るべき時は
少なくとも2008の予定ではなかったわけで・・・。
生まれる瞬間を逃しつづけ、
結局、異端の時代に産み落とされた
チャイニーズデモクラシー。
評価を与えること事態が困難な作品だが、
2008年の上位に上げることはできないアルバムである。
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私的採点:★★★
プライマルのLIVE盤。
ちょっと前に出たやつなんで、
カントリーガールは入ってないんだけど、
今年のFUJIでつくづくプライマルに惚れ直した
「感謝」の購入。
多分、オレの体を構成している成分との
相性がよいのだと思う。
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私的採点:★★★
並べちゃっていいのかな?
FUJIで感動したスカのグループと
そっからピアノ、ベース、ドラムだけを抜き出したJAM。
圧倒的な演奏力。表現力。
CDも悪くないけど、やっぱLIVEでしょ。 |
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私的採点:★★★
わかりやすーい。
iPodとかのCMでヒットしそうな予感。
でも、この手のアーティストって
代わりがいくらでも出てきちゃうんで
「これぞ」を出して欲しい。
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私的採点:★★★
真価が問われる2枚目。・・・のはずなんだけど
やっぱ好きな曲と、そうでない曲があるんだよなあ。
このままだと生き残れないかもしれない。 |
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私的採点:★★★☆
オットー!キタ!!
アンダーグラウンドからメインストリームへ。
CDショップでも大きく前面に
押し出されるようになってきたし。
クソ聞き取りにくい日本語はちょっと弱まってきました。
グルーヴは強くなってきたかな? |
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私的採点:★★★
ヴァーヴ復活!
10代の頃に聞いていたあのアルバム。
20代になってからの方が良さが分かる。
さすがに今作はあの名作のリバイバルとは
いかないまでも、今後の活動に期待できる1枚。 |
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私的採点:★★★
Beck史上最高傑作!!・・・・・・・ホントに?
そうでもないでしょ。
きましたね〜、
雑誌の激賞とこっちの感想が合わない作品。
確かに一時期のBeckを髣髴とさせる作風なんだけど、
それって退化じゃねえ?
クオリティの高さで言うと
、一定以上であることは間違いないんだけど、
これまでのキャリアでNo1じゃないとは思います。
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私的採点:★★★
キヨシローの代わりに
二日連続のステージとなったプライマル。
前作は、なんで今さらプライマルがガレージロック?
と言われた作品だったが、
個人的にはあのアルバム好きです。
LIVE栄えする楽曲だし。
そして今作はバニシングポイントっぽい作品。
前作同様、進化ではないんだけど、
やっぱプライマルは上手いよなあ。
これもFUJIでみんなでシャウトする作品だよ。
まさしくバンド名通り、大声で癒されたい。
予習OKでFUJIにいくぞ。
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私的採点:★★★
巷では解散説も出されたVINES。
新作が出ただけでも奇跡です。
リバは実質解散しちゃったし。
1枚目を髣髴させるアルバム。
帰ってきたぜーって感じ。
FUJIでも調子良かったし。
残念ながら、今回の単独来日は、
またも精神的な理由でキャンセルだけど、
今後にも期待。 |
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私的採点:★★★
泣きのアルバムから脱したのがグリーンアルバム。
そんでレッドアルバムは・・・。
激しいだけじゃなく怪しさもプラス。
もう少し聞き込めば味が出る気がする。
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私的採点:★★★
アメリカのこぞーの宅録らしい。
テクノっぽい音で完成度は高い。
聴きやすい音楽だが、
もうちょっとバラエティに富んだ内容であれば
アルバムとして良かったのに。 |
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私的採点:★★★
FUJIのへヴンに来るらしい。
夕暮れあたりで聞きたい。
バーとかでグラスを傾けながら聴くのが
多分最高なんだろう。
それでも野外で似合わないなんてことはない。
大人の音楽に酔える一枚。
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私的採点:★★★★☆
MUSEのLIVEアルバム。
CDとDVDの2枚組みでこの価格!安い。
そしてこれはDVDがメインだと思いますよ。
なんたって、世界一のライブバンドの称号を得た
パフォーマンスが収められた最新の作品なんで。
このDVDを後輩の帰国子女に焼いてあげたら、
感動で深夜にメール送ってきました。
ええ、深夜なのでシカトでしたが。
そんぐらい、いい出来です。 |
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私的採点:★★★
これも例の子からのイチオシですな。
フラテリスっぽい明るさと、
コーラルっぽいサイケさと、どこかツェッペリンぽさもあり、
グルーブもバッチリ。
これはLIVE行ったら間違いなく楽しいバンドです。
聴きやすいので入門的にもいいかな。 |
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私的採点:★★★
経理の女の子に勧められて聴いてます。
つーか、ヨーガク好きは、仲間と見るや、
もう溜まったものを吐き出すように音楽トークですね。
いわゆる、周りの人達が聞いている音楽も、
好きなものはあるんだけど、アイデンティティがなんか違う、
ストライクはコレじゃないってのがあるんでしょう。
いいたかないですが、日本の音楽シーンは
インターネットができるまでは
時差があったような気がしますんで。
やっぱ、ちょっと遅れてたんだよなあ。
最近はリアルタイムのいい音楽が
出るようになってきてうれしい限りですが。
まあ、数の論理で本場のシーンから
いい楽曲がでてくるのは仕方ないことで。
少し脱線しましたが、ソリッドで悪くないです。
これを女性に勧められたのは意外・・・。
サマソニにくるらしいんでチェック。
ちょっとフーバスっぽいかな。 |
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私的採点:★★★☆
アークティックモンキーズのフロントマン、
アレックス・ターナーの新プロジェクト。
音的にはアークティックと遜色はないが、
少しゆったりとしたメロディアスな楽曲が目立つ。
若さゆえか、アークティックとの違いを出そうというよりも、
自由度を高くしたという印象。
それがいい方向に向かったアルバムであり、
いわゆるアークの新作として聞けなくも無い。
良作。 |
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私的採点:★★★
クークスの2枚目。
ハイスピードでリリースを続けるクークス。
音楽的には若手なのに渋め。
itunesでチェック後の信頼と実績の購入だけに
安心して聞ける1枚。
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私的採点:★★★★☆
グラスゴーから現れた新星。
正に「あの」ストーンローゼズを髣髴とさせる、
キラキラとした楽曲。
2008年の期待の新人第4位にも選ばれたバンド。
何故か、数日間だけ
itunesでdaddy's Goneが買えたので運よく購入。
てかJUST FOR YOU機能で
今までの購入履歴からコンピュータが弾き出した楽曲。
すでに本国では即日SOLDOUTのLPは
プレミアがついている模様。
今年、日本でアルバムがリリースされれば、
ずばりベストアルバムになる可能性を秘めたバンド。 |
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私的採点:★★★☆
シガーロスの2枚組み。
いわゆるリメイクだけど、味わいがかなり違う。
アイスランドはビョークだけじゃない。
頑張れアイスランド経済! |
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私的採点:★★★
ゆらゆらのベスト。
本当なら最新作を聞くべきなんだろうけど
年初めなんでお手柔らかに
ベストから入らせてください。 |
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私的採点:★★★
触れ込みは、レディオヘッドとシガーロスのフォロワー。
ちょっと違う気がするけどね。
マイブラも復活したってことで、
2008は世界的にシューゲイザーとか
ガンガンくるんじゃないでしょうか。 |
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私的採点:★★★
クラプトンのベストです。
今更、どーこー言うこともないでしょ。
これを買ったのは久々にオーディオのシステムを
響かせてやろうかな、と思ったから。
スピーカーからギターの音が出る瞬間って、
何億回聞いても飽きないんだよなあ。 |
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私的採点:★★★
サカナクション。日本の新人バンドみたい。
フジファブリック、ドーピングパンダ、オットー・・・
日本の若手も結構がんばってる気がしますな。
くるりが好きな人ならオススメかも。
青さが目立つのはご愛嬌。
日本人として、なんかほっとする感じで。
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私的採点:★★★
サカナクション。その2。
前作からスピード出荷の2作目。
輪郭がハッキリしてきた為に、
メジャー受けするかもしれないが、基本的に
ぼやっとしてくれてた方が良かった。
ただ、実力的には非常に優秀なバンドだと思うので、
国内アーティストとしては今年イチオシです。 |
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私的採点:★★★★☆
今は亡きエリオットスミスの名作。
なんで今更って声もありましょうが、
タワレコでアナログ盤が500円だったのだよ。
久しぶりのLP。
デジタル全盛の世の中で、
アナログが主流なのは腕時計だけかと思いきや、
やはり「一発」の音にこだわればアナログが一番。
デジタルは劣化しないことが取り柄ですから。
アナログの暖かみには欠けるんだよなあ。
こういうアーティストをアナログで聞いて、
やっぱり音楽って素晴らしい、としみじみ。
残念ながら一年を代表するランキングに
入れることはできない不朽の名作だが、
改めてレコードをかけさせてくれた瞬間に感謝。 |
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★私的ランキング(2008年末)
1位
Coldplay
VIVA LA VIDAl
2位
d
WS
3位
り
ン
4位
H
s
5位
コ
ゴ
6位
S
f
7位
F
Tr
8位
S
E
9位
Fs
E
10位
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Up
2008'Disc雑記
余裕ができてきたので、比較的多くの音楽を聴くことができた年。良作も多く、充実した内容だったと思う。バラエティに富んだ内容のラインナップになってるんじゃないでしょうか。特に上位の方はロックというジャンルに拘らず、本当に良いと思えるものが並んでます。
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